損益分岐点の計算(何個売れば黒字?)

固定費・販売価格・1個あたりの変動費から、赤字と黒字の境目になる販売数量と売上高を計算します。

損益分岐点の計算について

損益分岐点は、売上と費用が等しくなり、赤字と黒字の境目になる販売数量(または売上高)です。固定費を、1個あたりの利益(販売価格 − 変動費)で割ると求められます。

固定費には家賃・人件費・広告費など、売上に関係なくかかる費用を、変動費には原材料費・仕入れ費用など、販売数に比例する費用を入れます。目標の利益を入力すると、その利益を出すために必要な販売数も計算できます。開業前の計画づくりや、価格の見直しに役立ちます。

こんなときに使えます

  • 開業・出店前に、何個売れば黒字になるかを確認する
  • 販売価格を変えたときの損益分岐点の変化を比べる
  • 目標の利益額に必要な販売数を算出する

使うときのポイント

  • 固定費を下げるか、1個あたりの利益を上げると損益分岐点は下がる
  • 季節やキャンペーンで売上が変わる場合は、月ごとに確認する

計算例

入力欄の初期値のまま計算すると、次の結果になります。条件は、月の固定費(家賃・人件費など)が300,000円、販売価格(1個あたり)が1500円、変動費(1個あたりの原価など)が600円、目標利益(任意)が100,000円です。数値を変えると、この結果もそれに合わせて変わります。

損益分岐点の販売数量334個
損益分岐点の売上高501,000円
1個あたりの限界利益900円
限界利益率60%
目標利益100,000円に必要な販売数量445個

使い方

  1. 固定費・販売価格・変動費を入力します。
  2. 損益分岐点の販売数量と売上高が表示されます。
  3. 目標利益を入れると、必要な販売数量もわかります。

計算方法・仕組み

損益分岐点の販売数量 = 固定費 ÷ (販売価格 - 変動費)

販売価格から変動費を引いた「限界利益」で固定費を回収できる数量が、黒字と赤字の境目になります。

知っておきたい基礎知識

損益分岐点は、売上と費用が等しくなり、利益がゼロになる点です。この点を超えて売れると黒字、下回ると赤字になります。費用は、売上の増減にかかわらず発生する固定費(家賃・人件費など)と、販売数に応じて増える変動費(原価・梱包費など)に分けて考えます。

損益分岐点の販売数量は、固定費を「1個あたりの限界利益(販売価格 - 変動費)」で割って求めます。たとえば、固定費が月30万円、販売価格が1,500円、変動費が900円なら、限界利益は600円で、500個売れば損益分岐点です。これより販売数を増やすか、固定費を減らすか、価格を上げると、黒字に近づきます。

間違えやすいポイント

  • 固定費と変動費の分け方があいまいだと、結果がずれる
  • 販売価格や変動費が一定であるという前提。値引き販売や仕入れ値の変動は含まれていない
  • 事業主本人の生活費(役員報酬など)を固定費に入れ忘れる

よくある質問

目標の利益を出すには、何個売ればよいですか?
(固定費 + 目標利益) ÷ 限界利益で、必要な販売数量を求められます。このツールの結果から、限界利益を確認して計算してみてください。
損益分岐点を下げるにはどうすればよいですか?
固定費を減らす、変動費を下げて限界利益を増やす、販売価格を上げる、といった方法があります。