利益率・原価・売価の計算(粗利・マークアップ)

仕入れ値(原価)と売値から、粗利・利益率・マークアップ率を計算します。逆に、希望の利益率から売値を決めることもできます。

利益率・原価・売価の計算について

商品やサービスの売値と原価から、粗利(売値 − 原価)と、利益率・マークアップ率・原価率を計算します。価格設定や、商品ごとの収益性の比較に使います。

利益率は売値に対する粗利の割合、マークアップ率は原価に対する粗利の割合で、同じ商品でも数字が異なります。希望の利益率を入力すると、そこから必要な売値を逆算できます。仕入れて売るビジネスや、ハンドメイドの価格決めに便利です。

こんなときに使えます

  • 仕入れ値から、目標の利益率になる売値を決める
  • 商品ごとの粗利を比べて、売れ筋の収益性を把握する
  • 値引きしても利益が残るかを確認する

使うときのポイント

  • 利益率とマークアップ率を混同しない(利益率のほうが小さい数字になる)
  • 送料・手数料・梱包費など、原価に含め忘れやすい費用に注意

計算例

入力欄の初期値のまま計算すると、次の結果になります。条件は、原価(仕入れ値)が700円、売値(税抜)が1000円、希望の利益率(売値を逆算したいとき)が40%です。数値を変えると、この結果もそれに合わせて変わります。

粗利(売値 - 原価)300円
利益率(粗利 ÷ 売値)30%
マークアップ率(粗利 ÷ 原価)42.86%
原価率70%
希望の利益率40%にする売値1,167円

使い方

  1. 原価と売値を入力します。
  2. 粗利と、利益率・マークアップ率・原価率が表示されます。
  3. 希望の利益率を入れると、そのために必要な売値もわかります。

計算方法・仕組み

粗利 = 売値 - 原価、利益率 = 粗利 ÷ 売値、マークアップ率 = 粗利 ÷ 原価、原価率 = 原価 ÷ 売値

希望の利益率から売値を求めるときは、売値 = 原価 ÷ (1 - 利益率) です。

知っておきたい基礎知識

利益の指標には、利益率とマークアップ率の2つがあります。利益率(粗利率)は、粗利を売値で割った割合で、売上のうち何%が利益になるかを示します。マークアップ率は、粗利を原価で割った割合で、原価に何%上乗せして売値を決めたかを示します。同じ商品でも、2つの数字は異なります。

たとえば、原価600円の商品を1,000円で売る場合、粗利は400円で、利益率は40%、マークアップ率は約66.7%です。原価に40%を上乗せして価格を決めたつもりでも、実際の利益率は約28.6%にしかならないため、価格設定のときは、どちらの指標を使っているかを区別することが大切です。

間違えやすいポイント

  • 利益率とマークアップ率を混同する。分母が売値か原価かで数字が変わる
  • 粗利には、人件費・家賃・広告費などの経費が含まれていない。営業利益とは別
  • 割引やセールをすると、利益率が大きく下がる。値引き後の利益率も確認する

よくある質問

利益率とマークアップ率はどう違いますか?
利益率は売値に対する粗利の割合、マークアップ率は原価に対する粗利の割合です。同じ商品でもマークアップ率のほうが大きな数字になります。
希望の利益率から売値を決めるには?
売値 = 原価 ÷ (1 - 利益率) で求められます。このツールでは、希望の利益率を入力して売値を計算することもできます。
原価率とは何ですか?
売値に占める原価の割合で、飲食業などで「原価率30%」のように使われます。原価率と利益率(粗利率)を足すと、100%になります。